春向けのスペシャル
スキンケアと紫外線対策
冬に蓄積した肌へのダメージは季節の変わり目にトラブルとなってやってくる。なかでも2月あたりから増える紫外線量、花粉、PM2.5の影響は大きく、放っておくとシミ・シワ・たるみの原因に。今回は、そんな春シーズンに向けたスキンケア対策と紫外線予防についてご紹介します。
春のトラブル5大要因
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紫外線量の増加
紫外線量は2月から増加していきます。なかでも4月〜9月は年間の70〜80%の紫外線が降り注ぐほど。UV対策を初夏から始めているのでは遅いかも…!?
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大気の乾燥
乾燥といえば冬のイメージがありますが、春もあなどれません。春は気温が暖かくなることで空気中の水分が蒸発しやすいため、冬と同じほどの乾燥が続きます。暖か区なったことでケアを怠るとキケン!
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花粉量の増加
花粉量は2月の下旬から増え、5月にピークを迎えます。さらに日本ではかつての政策で植樹されたスギの木が成木し、花粉の量が年々増加。ケアはなるべく早めに。
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急激な寒暖差
日中と夜で気温差が激しいと、肌のバリア機能を整える「酵素」が減少。ふだんの保湿ケアでは追いつかなくなり、気づけばガサガサとした乾燥肌に…。
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環境の変化によるストレス
3月4月は転職や引っ越しなど身の回りの環境に変化が起こる季節。慣れない生活によってストレスが生じ、人によっては自律神経が乱れることもあります。このストレスが、肌や体内の健康を阻害させるキッカケに。
光老化ってナニ?大人が知るべき怖い
光老化の実態
紫外線には肌の真皮層にまで届くUVAと肌表面を火傷させるUVBの2タイプがあり、この紫外線を慢性的に浴び続けることによって老化現象を引き起こすことを「光老化」と呼びます。なんと、怖いことに近年では肌ダメージの90%が光老化によるものとも言われているよう。
また、光老化は太陽による紫外線以外にもPCやAV機器から発せられる、ブルーライトや近赤外線も光老化を引き起こす一種。確実に十数年前よりも肌への負担が強いられる環境下のなかにいるのでUVケアは365日欠かせません。
天気予報ではUVインデックスをチェック!
昨今、天気予報で紫外線量の数値が表示されるようになりました。これは「UVインデックス」といってWHOが推奨している世界水準で指標化された紫外線が及ぼす人体への影響度です。数値は1〜11+で数字が低いほど、人体への影響が少なく、多いほど影響度が深刻に。お出かけ前に毎日のUVインデックスをチェックして、紫外線対策を強化させましょう。
サビ・コゲ・カジ!老化の三大原因
近年の研究により、老化が早まる大きな要因として体の「酸化」、「糖化」が深刻化することがわかっています。さらに、この2つの要因を促進させる体の「炎症」が加わると、人によっては加齢による自然老化が通常の3倍のスピードで進むことに。
- 体の錆び=酸化
- 紫外線・ストレス・環境汚染で活性酸素が増加
- 体の焦げ=糖化
- 甘いもの、糖質の過剰摂取による老化の素であるAGEsが生成
- 体の火事=炎症
- 酸化や糖化が持続的に続くことで、慢性的に炎症化。体の回復が遅くなる。
今の時期だけ肌の調子が悪い!それって季節性敏感肌かも
ある時期のみ特定して肌がカサカサになる、赤みが出るといったトラブルを引き起こす場合は、季節性敏感肌の可能性があります。季節性敏感肌とは、その時期特有の湿度、花粉、紫外線量などが原因で肌のバリア機能が低下してしまう状態を指します。最近、肌の調子が悪いと感じるならもしかすると季節性敏感肌かもしれません。
季節性敏感肌チェック
- 特定の時期になると、肌に赤みが出やすい
- 花粉症である
- 頻繁に外出する
- 目の周りや頬がかさつく
- 紫外線に弱い
- 睡眠不足になりがち
- ストレスが溜まりやすい
チェック項目が多ければ多いほど、季節性敏感肌の可能性が高いです。
肌のカサつきや赤みが目立つ箇所には普段より多めの保湿とケアを忘れずに。
ゆらぎ肌を作る原因かも!インナーケアチェック
- 普段からコンビニ食が多い
- お酒は週に4日以上飲んでいる
- タバコを吸っている
- パンやパスタ類を好んでいる
- 毎日甘いものを食べている
- 便秘気味だ
- ジュースや炭酸飲料を好む
チェック項目が多ければ多いほど、季節性敏感肌の可能性が高いです。
肌がゆらぐ可能性の高い、糖分や炭水化物の摂取を控えるなど、食習慣の改善を始めてみては?
肌トラブルを徹底予防!毎日続けたいルーティン
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ルーティン1
洗顔でしっかりと汚れを落とす
当たり前のことですが、実はやれていないという方も多いのでは?とくに「肌をこすらない」「熱すぎるお湯で洗顔しない」「刺激の強い成分の洗顔料を使用しない」という点は気をつけたいポイント。
また、洗浄力の強い洗顔料は必要な油分まで洗い落とされて、乾燥を引き起こすもとに。低刺激でしっかり落とせるアイテムを選んで、ケアも丁寧に。 -
ルーティン2
パック・美容液でビタミンを補給
肌を強化してくれるビタミンは体内では生成できない成分。だからこそ、食事で摂取するのですが、もちろんそれだけでなく美容液やパックといった外側からのアプローチも合わせておくと徹底したケアにつながります。
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ルーティン3
乾燥を感じたらその場で
ミスト化粧水+クリームで保湿長時間の外出中などで肌のカサつきを感じたら、サッとミスト化粧水を。とくに油分配合のミスト化粧水は高い保湿効果があるのでおすすめです。また、化粧直しの前には乳液やクリームなどでカサつきの目立つ箇所を保湿してから行なうとカサつきが目だなくなります。
食べ物や生活習慣を見直す!インナーケアルーティン
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ルーティン1
豚肉、緑黄色野菜を積極的に摂る
豚肉にはビタミンB群、緑黄色野菜にはビタミンC、Eが豊富に含まれています。毎日の食事のうち必ずこれらの食材をバランスよく摂取するように心がけて。
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ルーティン2
特定の食材を摂取しすぎるのも注意!
何事においても大事なのはバランス。特定の食材が良いからとそれだけを摂取しては体内の栄養バランスは崩れてしまうどころか後天性アレルギーを引き起こす原因にもなりかねないのでほどほどに。とくに納豆や卵などは1日に最適と言われる摂取量を守って。
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ルーティン3
呼吸を整える
つい軽視されがちですが、体の血行促進と精神的な落ち着きを取り戻す効果があるのが呼吸を整えることです。私たちは緊張したり、集中したりすると呼吸が浅くなりやすいので気づいたタイミングで呼吸を深めてみて。
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ルーティン4
ストレスを溜めないマインドセット
日頃から思考にとらわれがちな現代人は何かとストレスを抱え込みやすいといっても過言ではありません。何か不安にとらわれたら、気持ちがふっと軽くなるようなご自身のマインドセット術を身につけて。好きな音楽をかける、無心に体を動かすなども効果的。