夏肌トラブル対策&
秋肌美人強化
今年はコロナ以降、マスクの装着が緩和された初めての夏。
マスクのない生活は清々しいですがその反面、マスクで隠れるからと怠っていた顔まわりへのケアや紫外線対策を忘れてはいませんか?今回はそんな脱・マスク以降に起こり得る夏の肌トラブル対策と美しい秋肌を作るための新習慣をご紹介します。
キケンな夏の肌トラブル
夏は紫外線、汗蒸れによる肌トラブルが増加する季節。
具体的にどんな肌のトラブルを引き起こすのか、3大トラブルとその原因を知りましょう。
1.ニキビ
夏はニキビが増える季節。
その原因は高温多湿の気候によって、肌表面の油分と水分のバランスが悪くなり、皮脂の分泌量が増えるからです。
皮脂量が増えると毛穴が詰まって、ニキビの源であるアクネ菌が発生。気づいたらポツポツとニキビができてしまうのです。
汗を放置したり、体内の水分が少ないと皮脂分泌も多くなるので内と外のどちらからもケアを怠らないことが大切!
2.毛穴の開き
夏は紫外線がもっとも強くなる季節。
とくに夏の紫外線はコラーゲンやエラスチン繊維を破壊してしまいます。
これらが破壊されるとお肌の弾力が失われ、毛穴まわりの皮膚も萎み、涙型に毛穴が開いてしまうのです。
また、毛穴の開きだけでなく紫外線の影響で肌のターンオーバーが乱れると古い角質が溜まり、角栓ができます。
その角栓が酸化して起こるのが毛穴の黒ずみです。こちらも要注意…!
3.肌のベタつき(皮脂)
いつもと同じスキンケアをしているはずなのに夏の時期は肌がベタつく…。
これは、ニキビの原因でもお伝えしたように、高温多湿環境に加えて体内の水分が蒸発しインナードライ状態を引き起こすためです。
水分補給を怠ったり、お茶やコーヒーなど利尿効果の高い飲み物ばかりを飲んでいたりすると気候もあいまってインナードライになりやすいので気をつけて!
油断大敵!
脱・マスクで気づく
肌トラブル
いよいよ脱マスク!
しかし、肌は美しくなるどころか、荒れている…!?
主な肌トラブルの内容、そして原因はこちら。
1.乾燥
マスクを着用していると保湿できていそうなイメージですが、実はその逆。
マスク内の水分が蒸発する時に肌に必要な水分まで奪ってしまい知らぬ間に肌の乾燥を引き起こしています。
2.たるみ(ほうれい線)
長い間のマスク着用を開放されて、久々に自分の素顔を見ると顔の下半分が垂れている気がする…と実感した方も多いはず。
それがマスクによって覆われた口元周辺の表情筋が衰えていることが原因です。
3.シワ
こちらも意外ですが長期間のマスク着用によって目元にシワが生まれやすい状況になっています。
これは、マスク内の温かい呼気が目元にあたり続けること、肌とマスク繊維の摩擦によって日焼け止めが落ちて紫外線を吸収しやすくなっているという様々な要因が発生しています。
あなたの習慣は
どんな肌トラブルを
引き起こす?
夏の肌トラブルは毎日の習慣によって生まれます。
あなたの習慣はどんな肌トラブルを引き起こすか、習慣チェックをしてみましょう。
当てはまる項目にチェックを入れてみてください。
肌トラブル予報チェック
TYPE A
- 水分補給はお茶やジュースが多い
- 夏の間は乳液を省く
- こまめに汗を拭かない
- スタミナがつくからと揚げ物ばかり食べる
- メイク道具を頻繁に洗わない
- メイクはウォータープルーフを使用している
TYPE B
- 夏は食が細くなる
- 室内外の寒暖差で自律神経が乱れがち
- クレンジングを大雑把にやってしまう
- よく小鼻などを触ってしまう
- こまめなティッシュオフを怠りやすい
- だめとわかっていても角栓を押し出す
TYPE C
- 夏でも水の摂取量が少ない
- 冷房の効いた部屋に長時間いる
- 冷たい食べ物・飲み物が好きだ
- ちょっとの外出ならUVケアをしない
- 洗顔時、地肌を擦ってしまうことがある
- 基本のスキンケア以外の保湿ケアはほとんどしない
マスク老化チェック
これまでのマスク生活で気づかない間に年齢+5歳になってしまっているかも!
マスク老化を起こしていないかチェックしましょう。
- 笑顔を作ると口元の筋肉が緊張する
- マスク生活中はメイクをほとんどしていなかった
- 口まわりの皮膚が粉をふくようにカサカサしている
- 以前よりも口角が下がった気がする
- 唇の輪郭がぼやけている
- 唇がくすんで使っていたリップが合わなくなる
マスク老化はマスクで覆われている口まわりを中心に表情筋が衰え、マスク繊維と肌の摩擦で唇の乾燥やシワの原因をつくります。
また、マスクを着用しているとUVケアを怠りがちですが、これもNG。
マスクは紫外線を防いでくれるものではないので、日焼け止めを塗らないままだと唇の色素沈着が進み、くすみにつながるので注意しましょう。
体の内側も見直す!インナーケアルーティーン
自律神経を整えるルーティーン
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毎朝同じ時間に起床・就寝を徹底する
自律神経を整えるには規則正しい生活から。
とくに就寝は24時前が理想的ですが、寝る時間以上に大事なのは毎日同じ時間に起きて寝るということ。
体内リズムが整うと自律神経も整います。 -
ストレッチやこまめな運動を毎日おこなう
健康的な生活に欠かせない運動もできれば毎日おこないたいところ。
ウォーキングがおすすめですが習慣づけが難しい場合、通勤時はエスカレーターではなく階段を使うなど、日常生活の中でより体を使う選択を。
ストレッチは体の凝りをほぐし、リラックス効果も生まれます。 -
首をあたためる
首には迷走神経と星状神経節があります。
これらは上半身の血行に影響を及ぼす神経ですので首を温めることで血行不良の改善、冷えや疲れの解消に役立ちます。
美しい肌を生み出す食生活ルーティーン
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砂糖・米は茶色いものを選ぶ
上白糖ではなく、てんさい糖を、白米ではなく玄米を選ぶ。
いずれも白い砂糖や白米は精製段階でビタミンやミネラルが失われてしまっているからです。
食材から栄養を摂取するという意味では、毎日使う砂糖・米は茶色いものを選ぶと良いでしょう。 -
動物性タンパク質は2日に1回
牛・豚・鶏の肉、魚といった動物性タンパク質はインナービューティを目指す上で絶対に必要な食材です。
ですが、動物性タンパク質は植物性タンパク質に比べて消化の負担が大きくなります。
毎日動物性タンパク質をメインにした料理を食べ続けると消化に時間がかかり疲れやすくなるのです。なので、疲れないためにも2日1回程度の控えめなペースがおすすめ。 -
白湯を飲む
当たり前に行なっていても、つい忘れてしまうのがこちらの白湯習慣。
とくに夏場は暑いので省略したくなりますが、夏こそ白湯ルーティンは大事です。
なぜなら室内の冷房で体は冷えやすく、摂取する飲食物も冷たいものばかりになるから。
毎日の白湯で胃をしっかり温めて、朝ご飯から始まって1日を終えるまでの食事の準備を行ないましょう。
ちょっとしたことで差のつく運動ルーティーン
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週に1~3日は有酸素運動をする
運動のなかでもおすすめはウォーキングや水泳といった有酸素運動。
有酸素運動はシェイプアップにも最適です。
ですが続かなければ意味がないので、通勤時にエスカレーターを使うのをやめるなどまずはできる範囲のなかで挑戦してみては? -
楽しく夢中になれるスポーツを見つける
痩せなくちゃいけないから運動をする…というのは一見、前向きなようですが自分の気持ちが上がらないのですぐおサボりしてしまうかもしれません。
大事なのは何よりも「楽しむ」こと。
ダンスをする、最新のジムスポットに訪れる、社会サークルに入るなどご自身が楽しくて夢中になれるスポーツを見つけましょう。 -
体幹を鍛える
ジョギングやウォーキングなど運動と一言にいっても様々ですが、とくに重要なポイントとなるのが体を支える軸を強化する、つまり体幹を鍛えることが重要です。
ウォーキングも姿勢が美しくなければただ動いているだけで"痩せる"までにはいきません。
寝る前の5分を使って体幹トレーニングを習慣化させてみましょう!